2013 年の東京モーターショーと同時開催されていた "Ferrari vs. Lamborghini at VenusFort"(
http://takhag.blog.fc2.com/blog-entry-156.html) にて、「ランボルギーニ・イオタ」を見せられ「再着火」された私の中の「スーパーカー・ブーム」は、「魔方陣スーパーカーミュージアム訪問」(
http://takhag.blog.fc2.com/blog-entry-162.html)でかなり盛り上がりました。
次は「魔方陣・・・」に無かったスーパーカーが見たい。それは、「デ・トマソ・パンテーラ」と「ランチャ・ストラトス」!
で、探したところ、茨城県にある「池沢早人師サーキットの狼ミュージアム」に両方共あることが分かりました。善は急げで、さっそくひとっ走り行ってきました。
場所は、限りなく千葉県に近い茨城県神栖市。利根川を渡る橋の茨城県側という位置です。
周囲にはパチンコ屋くらいしかないような(失礼)場所ですが、現れた建物は・・・
ほぼ間違いなく、元パチンコ屋と思われます・・・。
入り口右側の事務所にて入場料を支払い、パチンコ屋時代の面影を残した自動ドアをくぐります。
明るいホールに、「いわゆるスーパーカー」がたっぷり。遠路来てよかった・・。
「サーキットの狼」に登場したスーパーカーをメインにした展示です。面白いのは、それぞれの車両が「サーキットの狼」のどういうエピソードに登場して、劇中では誰が乗っていたか?が詳しく書いてあること。しかし、そのせいで、それぞれの車両の看板が大きく、写真が取りにくいのが残念でした・・・。
写真といえば、窓が大きく、窓側の車両がすべて逆光になるのも、かなり厳しい条件でした(とうまく写真が撮れなかった言い訳を・・・)。
それでは、主な展示車両を紹介します。
まずは、お約束で、ロータス・ヨーロッパ・スペシャル (Lotus Europa Special)。なんと、サーキットの狼カラーでした。他にももう一台ノーマルなカラーのもあり。
周りに比べると地味な BMW 3.0CSL。
ブラックのフェラーリ・ディノ 246GT (Ferrari Dino 246GT)。
カウンタック LP400S (Lamborghini Countach LP400S) は、驚きのライト・グリーン。写真にうまく色が再現出来ていませんが、すごい色でした。
「魔方陣・・・」にもありましたが、フェラーリ 512BB 。こちらは、BBi という仕様のようです。(Ferrari 512BBi)
ホワイトのミウラも綺麗ですね。(Lamborghini Miura P400S)
フェラーリ 308GTB は、渋いシルバーグレー。(Ferrari 308GTB)
マセラティは、カムシンが有りました。(Maserati Khamsin)
ポルシェは、Carrera RS2.7。(Porsche Carrera RS2.7) BMW 同様、イタリアン・エキゾチックカーに囲まれると地味。
最近の自動車博物館訪問で見慣れた感のあるトヨタ 2000GT は、なんとオープン仕様でした。ワンオフの改造車でしょうか?ナンバーもついていましたが。もう一台クローズドの 2000GT と 2 台並んで置いてあるという豪華展示。(Toyota 2000GT Open) 何度見てもきれいなクルマです。
さて、本日のお題。まずは、デ・トマソ・パンテーラ。(De Tomaso Pantera)
アメリカンなイタリアンという非常に難しいクルマですが、上手いこといっています。やっぱ、これが見たかった。
次は、ランチャ・ストラトス。レプリカではなく、本物のストラトスです。(Lancia Strato's)
やはり、後ろから見たところが、ストラトスの見どころですね。
これも面白いのは、レプリカのホークリッジ HF2000 が隣に並べて展示してありました。(Hawkridge HF2000)
手前が、ホークリッジ、後ろが、本物のストラトス。このホークリッジ、非常に良く出来ていて、多分、隣に並べないと本物との差がわかりません。ちゃんとエンブレムもランチャのがついてるし・・・。差は、パネルのうねりとか、そんなレベル。ある意味、すごいクルマです。
で、メインの展示室を見終わって、となりの少し小さな展示室に移動。こちらは、なぜか、すべて看板ナシで、なんのクルマがわかりません。
で、あり得ないクルマを2台発見!
まずは、これ。
チン・スポイラーに「Yatabe RS」。サイドに「Dino」と書いてあります。なんと「サーキットの狼」に出てきた架空のレーシングカーのワンオフ・再現モデル。さすがに、これは驚いた。(Yatabe RS)
ところが、振り返ってさらにビックリ。
明らかにここにあってはいけないクルマ(失礼)発見。日産 R382 のゼッケン 20 番です!なんの説明もなく、ポンと置いてありました。恐ろしいことです。700 円でこんなものまで見せてもらって、ありがたい限りです。(Nissan R382 #20)
では、写真ついでに、エンジンルームの写真もいくつか。
まずは、カウンタック LP400S。(Lamborghini Countach LP400S)
やはり昔のクルマのエンジンルームは、綺麗です。
本日のお題のストラトスのディノ譲りのパワーユニット。(Lancia Strato's)
スポンジのエアクリーナーが勇ましい!
TOYOTA 2000GT のエンジンルーム。どこかに「三連音叉」が隠れているのでしょうか?
R382 のエンジンも綺麗にレストアされていました。すばらしい仕事です。
私がちょこまかと写真を撮っているのを見て、係の方が、インパネも撮れるように、308GTB のドアを開けてくださいました。敬意を表して、何台かインパネも紹介します。
デ・トマソ・パンテーラ。(De Tomaso Pantera)
スピードとタコが異様に内向きに傾けてあります。小径ステアリングホイールの中でも見えるようにという配慮?
フェラーリ 308GTB。(Ferrari 308GTB)
フェラーリ 512BBi (Ferrari 512BBi) のセンターコンソール。
カウンタックのステアリングもかなり小径ですね。(Lamborghini Countach LP400S)
窓越しのストラトスのインパネ。(Lancia Stratos)
マツダ・コスモ・スポーツ。レッドゾーン前のオレンジゾーンに注目。(Mazda Cosmo Sports)
最後は、トヨタ 2000GT。木目パネルに気合を感じます。(Toyota 2000GT)
今回の[自動車博物館訪問]は、写真を多めに載せてみましたがいかがだったでしょうか?
スライドショーも作成しましたので、こちらもどうぞ。
勢いに乗って、片っ端から近隣の自動車博物館に行きまくりましたが、この「サーキットの狼・・・」でひとまず打ち止めです。春になったら、また御殿場周辺の博物館にもいってみたいと思います。その時には、またレポートさせていただきます!
[自動車博物館訪問]のバックナンバーは、以下から、どうぞ。
・魔方陣スーパーカーミュージアム(栃木県栃木市)
http://takhag.blog.fc2.com/blog-entry-162.html・伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館(群馬県吉岡町)
http://takhag.blog.fc2.com/blog-entry-164.html・ホンダコレクションホール(栃木県茂木町)
http://takhag.blog.fc2.com/blog-entry-165.html
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